ハルカス300(展望台)×四天王寺
聖徳太子1400年御聖忌特別企画
 
キット代=2000円
出題=維新エンターテイメントさん
 
 
ストーリーは……
「もし…」
ハルカス300に似つかわぬ、赤い装いをした者があなたに声をかける。着物…?いや、なんというかもっと昔の服のような…。いぶかしげに眉を寄せるあなたをよそに、その人物はこちらに歩み寄る。
「…もし、そなた、わたしがみえておるのか?わたしは小野妹子聖徳太子様に遣わされて未来王都にやってきた者だ。そなたはどうやらわたしのことがみえるようだな…ふむ。」
小野妹子?…聖徳太子?聞き覚えのある名前に驚くあなたを見て、小野妹子と名乗った人物は微笑んだ。
「ん…?わたしや太子様のことを知っておると見えるな。そうか、1400年以上経ったこの世にも太子様の功績が語り継がれているのか…。」
どこかずっと遠くを見て目を細めた妹子は、思いついたように視線をあなたに向けた。
「そなたに折り入って頼みがある。わたしは聖徳太子様より命を受けて、この未来王都の調査に参った。しかしここのことがまるでわからぬ。そなた、この未来王都の案内をしてはくれまいか。わたしのことが見える、そなたしかおらぬのだ!」
懇願の目で見つめられたあなたは、その気迫に押され、ついうなずいてしまった。
「そうか!それは助かった。ありがたい!この場所は地上からはるかに高いところのようだな。遠くの山々も見える。辺り一帯を展望することができそうだ。ここなら、さまざまなことを書き記せそうだな。」
妹子は、目を輝かせて窓に近づいたり、高さにくらんで足元がふらついたりと、せわしなく歩きまわっては、必死に筆を走らせている。
「ああ、太子様に伝えるべきことを書き記しているんだ。知りたいことを並べてきた。重要な事項のため、一見わからぬよう暗号にしてあるがな。そなたにもこの形式で案内してもらいたい。」
目の前に広げられた帳面には、不可思議な文字や記号が散りばめられており、まるで謎解きのようだ。安請け合いしてしまったが、これはかなり頭を使いそうだ。しかし、目の前で楽しそうに質問を投げかける妹子にあなたもまんざらでもない気がしてきてしまう。
「さあ!わたしに案内をしてくれたまえ!」
こうして、はるか古代からやってきた小野妹子と、あなたの物語が幕を開けた。
 
 
職場の同僚で謎解きデビューの『粉運ぶ卑弥呼さん』と一緒です。
ハルカスに行ったことない卑弥呼さん、展望台に喜んでもらえたみたいです。「えっ?これ問題だったの?」と出題箇所を素通りしたり、あらー、卑弥呼さんそんな事します?って思ったこともありましたが、喫茶店に入ってなんとかクリアしました。
卑弥呼さん、謎解き面白いからまた行きたいって言ってくれたので、また一緒にいけたら嬉しいです。